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PRESTAGE LINEとは??

ブログ・2024年2月16日

今回は弊社商品のご紹介をさせて頂きたいと思います。
弊社のオーダースーツはお客様の身体の癖に合わせ補正を加え体型に沿ったスーツをお作りさせて頂くイージーオーダーがメインです。

その中でもBASIC LINE、PRESTAGE LINEと設けさせてさせて頂いております。

ここで気になるのが「何が違うの?」って所ですよね。

BASIC MODELが¥107,000(+TAX)~に対しPRESTAGE LINEは¥192,000(+TAX)~と約倍近い価格のGAPがあります。

そもそもが安価なものではないのでしっかりと違いをご紹介しておきたいと思います。

上2着は左NAPOLI MODEL、右FIRENZE MODELのPRESTAGE LINEです。

MODELに関しては今回の主題では無いため割愛させて頂きますが、並べられてみると雰囲気の違いがお分かり頂けるかと思います。

本題のPRESTAGE LINEとBASIC LINEの違いですが、こちらをご覧ください。

チェック柄が肩先に向けて少し上向きに上がってきているのがご確認頂けますでしょうか?

これは、人間の身体の肩の後ろから肩甲骨あたり丸みをカバーするために、あえて背中側の肩線を広く取り前見頃にアイロンワークを駆使し縫い付けていくのですが

これが「肩イセ」というやつです。

狭い所に広いものを合わせて縫い上げていくので広く取った所が浮き上がり立体的になります。

肩イセに合わせ、同じ理論で袖にも同じ技術が使われております。

袖はそもそもイセ込みはあるのですがこちらのラインは倍近い量をイセ混んでおり肩の丸みをより立体的にカバーする事ができる訳です。

実際、着用してみないとわからなかったり、ちゃんと見ないとわからなかったりと少しマニアックな世界線ではありますが、そういった所も

ビスポークの楽しみの一つでは無いでしょうか。



こちらは本襟かけ、ゴージカーブです。

本襟かけとは襟回りのきついカーブい対応するため広く生地を取り職人の手仕事で縫い付けていくのですが、これがまた難しい作業なのです、、、

よく「ノボリ」と耳にする事ありませんか?

これは首側面から首後ろまでジャケットの襟が接している所なのですが、窮屈じゃなく、しかし綺麗に首に吸い付くように上がっていく雰囲気が美しいとされているのですが本襟かけはそういった美しさを出すための技術となります。

そして、ゴージのカーブもノボリをより美しく魅せるとゆう点で非常に効果的です。

こちらは胸のボリューム増しを施しております。

毛芯の特殊加工と芯据えにより、胸のボリュームを最大限還元し立体的で綺麗な仕上がりとなります。

PRESTAGE LINEはこれらをふんだんに盛り込んだフルビスポークとは言えないがMTMでは無い、、、ちょうどMTMとビスポークの間辺りの位置付け的な

ラインです。弊社のスーツをご着用された方はお分かり頂けると思うのですが、BASIC LINEでも本当に着心地の良さをご実感頂けると思います。

それにプラスしてご紹介させて頂いた技術を盛り込んでいく訳ですから、これはもう言わずもがなでしょう。

かなりハンド工程も増えており、職人の技術力をご体感頂けると思います。